東京慈恵会医科大学助教授 医学博士 早川敏之 先生
亜鉛は細胞を新陳代謝して活性化し、身体を正常に機能させる
ために必須であり、非常に重要なミネラルです。
亜鉛は主要臓器内で約200種類の酵素を構成することが判明
しており、私たちの身体はこの酵素によって細胞のもととなる蛋白
質や遺伝子を形成し、ホルモンや免疫細胞を形成します。
男女の性ホルモンや成長ホルモン、インスリンなどの生成には亜
鉛が不可欠であり、生殖器官、腎臓、肝臓、膵臓、心臓、脳など
の重要な臓器が正しく働くためにはなくてはならないミネラルです。
これらの活動的な器官は亜鉛を多く必要とします。
また亜鉛はガンや成人病の原因となる活性酸素を分解する抗酸
化ミネラルでもあり、亜鉛不足に陥りやすい食生活をしている現代
人は、亜鉛の補給を心がけるべきです。
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